JASOPAについて
一般社団法人 日本ソーラーポール協会
人生100年社会に、すべての人々の健康増進・普及活動のために発足されたのが、
日本ソーラーポール協会(Japan Solar Pole Association「JASOPA」)です。
はじめに
「歩くこと」は身体を運ぶことであり、生きていく上で重要な機能です。
歩くことは、単に外に出て歩くことだけでなく、朝起きてトイレにいくことももちろん、室内での日常生活でも歩くことから始まります。
一歩家の外に出てみて、朝の通勤であったり昼に公園へ散歩に行くと、いろんな人の歩き方に目が止まります。皆さんがそれぞれ「自分のクセ」で歩いているのです。すたすた歩いている人、せかせか歩いている人、前屈みで歩いている人、足を引ずっている人、左右の足の出し方が異なる人、 身体が片方に傾いている人など様々です。
この歩き方のクセによって、腰痛が悪化してしまったり、高齢者にとっては筋肉が衰えてしまい車いす生活になってしまうことがあります。
それを防ぐために自分のクセを改善し「正しく美しい歩き方を身につける」ことで、人生100歳まで生き生きとした健康な身体を得ることを意味します。人生百年の時代をどのように生きていくかが重要です。
認知動作型トレーニングは、身体の深いところにある筋肉を動かすことで脳を刺激し、脳を活性化させることができ認知症の予防にもなると考えられています。体のインナーマッスルを使って柔軟な動きができ、身体操作能力をあげることでバランス能力も向上します。これは従来からいわれるスムーズな重心移動であり「なんば歩き」や「竹馬」と同じ、同じ側の手足を一緒に動かす「同側動作」になります。
この同側動作をするトレーニング方法は、運動の質「Quality of Motion」を上げることを目的としており、筋肉トレーニングとは異なります。従って年齢を問わず、若い方から高齢者まで老若男女だれでもが自分に合ったトレーニングをすることができます。
ソーラーポール開発の目的
しかしながら、専門のジムに行かないとトレーニングをすることができません。
ジムに通わなくても、自宅で簡単にこの「同側動作」をすることで正しい体の動かし方や歩き方を身につけることができないか。もっと多くの方に普及をすることができれば、健康寿命を伸ばすことができるのではないかと願い「ソーラーポール」の開発に着手しました。
JASOPA 理念
認知動作型トレーニングが広く社会に認知・実践されることによって、すべての人々の健康寿命の延伸を実現するために、正しい運動の研究を追求し、健康増進・普及活動を行うことを目指しています。
事業内容
-
小林寛道東京大学名誉教授が開発した 「認知動作型トレーニング」に基づいて開発したソーラーポールの普及・定着を通して、すべての人々が健康寿命を延ばすことを目指す。 その目的に資するため、 次の事業を行う。
-
正しい運動の研究を通して健康増進・普及活動を行う。
(1) 認定指導員、 オピニオンリーダー等指導者を教育育成する。
(2) 認定指導員が行う普及活動を支援する。
(3) 会員向け資格認定事業を行う。
(4) 都道府県・市区町村あるいは健身塾などの公的・私的トレーニング室での研修会・講習会を開催する。
(5) 体験会や定期的な教室、 地域大会等を実施する。
(6) 普及活動につながる大会、 各種イベントへの共催、 後援、 協力等を通して参画する。
(7) 関連商品の紹介・販売及び、 そのための情報発信を行う。
(8) 指導員のスキルアップのための講習会を実施する。
(9) 前各号に付帯又は関連する事業の一切を行う。
ソーラーポール 命名の由来
みぞおち(太陽神経叢 Solar Plexus)を支点に大腰筋を使って脚を出すことで正しい歩き方を身につけることができます。 ポールを使った健康器具なので「ソーラー+ポール」と名付けました。太陽(Solar)のように、明るく、輝く毎日を送ってほしいと願っています。
認定インストラクター制度
認知動作型トレーニング理論を理解して、正しくソーラーポールを利用して頂くために、認定インストラクターを育成し、普及活動を進めていきます。
JASOPAでは、インストラクター認定講習会を開催しており、認知動作型トレーニングの基礎知識からソーラーポールを使用した健康体操まで習得して幅広い年齢層へ向けた、ソーラーポール体操のスキルと指導方法を身につけることができます。
① 座学(90分) 講師:真霜 総先生
「認知動作型トレーニングとソーラーポールを使った運動」
② 実技(150分) 講師: Fuuチーフインストラクター
「ソーラーポール体操 立位と座位の解説」
「ソーラーポール体操 12分エクササイズの実践」
真霜 総 先生
認知動作型トレーニング指導者
理学療法士、鍼灸資格取得
Fuuチーフインストラクター
認知動作型トレーニング指導者
ヨガインストラクター
認定インストラクター講習会の内容
認知動作型トレーニングにおける
ソーラーポール体操の位置づけ
小林寛道先生の認知動作型トレーニングの定義の中で、「ソーラーポールを用いた運動」が認知動作型トレーニングの内容として含まれています。また、「認知動作型トレーニングにおけるソーラーポール体操の位置づけ」として、次の内容が記載されています。
⑨認知動作型トレーニングにおけるソーラーポール体操の位置づけ
ソーラーポールを用いた運動は、認知動作型トレーニングの意図する①同側動作型神経支配を用いた運動、②ストレッチ系運動、③体幹深部筋利用した運動、④動作バランス系運動、⑤姿勢・歩行動作、の要素を備えており、認知動作型トレーニングマシンに代わる簡易型で効果的な運動である。
⑩ソーラーポールを用いた体操
-
背骨と骨盤の柔軟性を高める(ストレッチ)ウマ ヒョウ チーター
-
前屈遊泳(ストレッチ)腰椎と骨盤の柔軟性、回転、ねじり、体側伸ばし
-
胸開き(スプレッド)猫背の矯正 姿勢をよくする 胸郭を広げる 良い姿勢
-
スクワット 脚と骨盤下部の運動 足腰強化の基本運動 楽にできるスクワット 新方式スクワット
-
その場ステップ 片足立ちが不安 同側型ステップが安定を導く 全身のバランス能力を高める
-
ひざ上げ (膝腰上げ)(ステップ) 同側動作の真髄で、膝腰上げ動作が、大腰筋の働きを引き起こす。
-
ナンバ歩き(ステップ) 同側動作の極致 歩行の基本であり、幼児の歩行の基本形
-
深呼吸 良い姿勢
参照資料:認知動作型トレーニングの定義
ソーラーポール体操が脳の活動性に与える影響
科学的根拠(エビデンス)について
ソーラーポール体操の「膝腰上げ」で同側動作を行い、前頭脳血流(酸素化ヘモグロビン濃度:Oxy-Hb)を測定し、脳の活動性に与える影響を調べた。
前額部にfNIRS 脳血流計測(Oxy-Hb)のプローブを装着
実験の結果、Oxy-Hb濃度は、膝腰上げ運動を行った時間だけでなく、運動が終わったあとも運動していない時に比べて統計的に有意差をもって増加しました。
前頭極皮質の活動は、記憶力・思考力や感情を含めた多様な認知機能と関係があるため、ソーラーポール体操の膝腰上げ運動は高次脳機能に影響を与えると推察されることがわかりました。
ソーラーポールを使った運動は、大腰筋を動かし深い筋肉を衰えさせないだけでなく、同側動作神経回路を通して、脳を活性化することが期待されます。
委託研究報告書(2023年5月22日):日本大学松戸歯学部
協会概要
法人名
一般社団法人 日本ソーラーポール協会
JASOPA(Japan Solar Pole Association)
代表理事
岡田 嘉展
所在地
〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1-6-1-701
提携会社
株式会社 YAK-OH